開業35周年を迎えた東京ディズニーランド=4月10日、千葉県浦安市
「スペース・マウンテン」の不具合が5月に入って続いている。2日に1回、16日には2回運行を停止。点検の結果、いずれも異常は確認されなかったという。
千葉県浦安市の東京ディズニーランド(TDL)にある人気アトラクションの一つ。「マウンテン」仲間の「ビッグサンダー・マウンテン」、「スプラッシュ・マウンテン」の二つと違い、1983年の開園当初からある。提供は日本コカ・コーラ株式会社で、「スリリングな宇宙旅行へ出発しよう!」というホームページの文字通り、約3分間の旅を楽しもうとする行列ができる。
TDLを運営するオリエンタルランド広報部によると、16日には、午前10時ごろに異音が聞こえたため、安全のために約2時間運行を停止。さらに午後9時からは機械が自動的に約1時間停止させた。いずれも乗客は歩いて外に出て、けが人は報告されていないという。2日にも不具合が検知され1回停止していた。
担当者は「安全に運行するためにアトラクションが止まることはある」と話す。検査は毎日、動かす前に実施。年に1回、1カ月ほどの点検期間を設け、必要な部品の交換などもしているという。2006年11月からは約半年にわたって、大規模なリニューアル工事をした。
スペース・マウンテンでは、03年12月に車軸が折れて車輪が外れる事故が起き、04年2月まで運転を休んだことがある。(影山遼)