プロ野球・巨人の上原浩治投手(42)が、20日の広島戦(マツダスタジアム)で同点の七回に登板し、1回を無失点に抑えて、ホールドを記録。日本選手として初めて「日米通算100勝、100セーブ、100ホールド」を達成した。
先発へこだわり、「トリプル100」を生む 巨人・上原
巨人上原「中継ぎは地味。だからこそ地位向上させたい」
1998年秋のドラフト1位で大体大から巨人に入団した上原投手は、1年目から20勝(4敗)を挙げるなど、最初は先発として活躍。06年、100勝に到達した。翌07年は抑えに転向し、32セーブ、4ホールドをマーク。大リーグでは本格的に救援投手となり、レッドソックスに在籍した13~15年は、3季連続で20セーブ以上を記録。日米通算90ホールドで今季、巨人に復帰し、10ホールドを積み上げた。
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上原(巨)の主な年度別成績
所属 年 試合 勝 負 セーブ ホールド
巨人 1999 25 20 4 0 ―
2000 20 9 7 0 ―
01 24 10 7 0 ―
02 26 17 5 0 ―
03 27 16 5 0 ―
04 22 13 5 0 ―
05 27 9 12 0 0
06 24 8 9 0 0
07 55 4 3 32 4
08 26 6 5 1 5
オリオールズ 09 12 2 4 0 0
10 43 1 2 13 6
オリオールズ、レンジャーズ
11 65 2 3 0 22
レンジャーズ 12 37 0 0 1 7
レッドソックス13 73 4 1 21 13
14 64 6 5 26 1
15 43 2 4 25 0
16 50 2 3 7 18
カブス 17 49 3 4 2 14
巨人 18 26 0 3 0 10
計 738 134 91 128 100
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〈ホールド〉
勝敗やセーブのつかなかった中継ぎ投手の評価法で、セ・パの交流戦が始まった2005年に統一された。セーブの条件を満たす場面、もしくは同点の場面で登板し、1死以上をとり、リード、または同点を保って交代した場合に与えられる。ホールドポイント(HP)はホールドと救援勝利を足したもので、HPが最多の投手は最優秀中継ぎ投手のタイトルを得る。