菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、来春の天皇陛下の退位に伴う皇位継承の準備を進めるため、来月1日に「皇位継承式典事務局」を設置すると発表した。次官級の事務局長には、総務省の山崎重孝・自治行政局長をあてる。計26人を専従として、一連の式典の円滑な実施をめざす。
政府は今秋、首相を長とする「式典委員会」と、官房長官を長とする「式典実施連絡本部」を立ち上げ、退位と皇太子さまの新天皇即位の儀式の大綱を決定する方針だ。事務局は両方の組織の下で、関係省庁との連絡調整などを担う。秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣(こうし)となったことを国内外に示す2020年の「立皇嗣の礼」を終えるまで、設置される見通しだ。