負動産時代
賃貸アパートなどを業者が一括で借り上げ、家賃もオーナーに一括で支払われるサブリース(一括借り上げ・転貸)契約により、都市郊外などに続々と建ったアパート。「需要」とかけ離れた建築ラッシュは、まちづくりにも影を落としている。
シリーズ「負動産時代」
アパート経営の「時限爆弾」、迫る20年代半ば
埼玉県羽生市の中心部から車で15分ほどの田園地帯に、似たような外観の賃貸アパートが立ち並ぶ一角がある。そのうち5棟を建てたオーナーの男性(67)は「建てる必要のないところに建ててしまったのではないか」と不安を漏らす。
もともと畑だったが、賃貸住宅…