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新国税庁長官が会見「佐川氏もやったほうがよかった」

27日付で国税庁長官に就任した藤井健志氏(55)が同日、記者会見した。財務省の公文書改ざん問題で3月に辞任した佐川宣寿前長官が就任会見を開かなかったことについて「本来なら貴重な情報発信の機会。今にして思えば、やったほうがよかった」と述べ、納税者の信頼回復に努める姿勢を示した。


森友問題答弁の佐川・国税庁長官 異例の就任会見なし


同庁次長だった藤井氏は佐川氏の辞任から約4カ月半、長官職を代行してきた。文書改ざん問題については「あってはならないこと。非常に残念」とし、「文書管理は国税組織でも死活問題。適正な管理に向けた教訓にしなければいけない」と語った。


佐川氏が国会答弁で森友学園との交渉内容をめぐり「記録が残っていない」などと繰り返し、批判を受けたことについては、「本人が『丁寧さを欠いていた』と申し述べた。そういうことだったのではないか」と述べるにとどめた。


藤井氏は島根県出身。東大法学部を卒業後、旧大蔵省(現・財務省)に1985年に入省し、文書課長や主計局次長を務めた。


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