退位改元による大きな変化は、新元号の事前公表が可能になったことだ。
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昨年6月に成立した退位特例法の付帯決議にも、国民生活に支障を生じないようにとうたわれ、早期公表は既定路線だった。
新元号は自民党総裁選が行われる前の2018年夏ごろ、安倍晋三首相のもとで発表するのがいい――。政府高官が、そんな考えを漏らしたこともある。
だが、いま政府内で有力視されているのは、来年2月24日の天皇陛下在位30年記念式典以降の日程だ。ずれ込んだ背景には、新元号への「配慮」がある。
もともと事務方には「早く公表…