自民党二階派(44人)の研修会が31日、韓国・ソウルで始まった。海外で派閥研修会を開くのは異例。要人との会談などで韓国とのパイプ役をアピールし、党総裁選での安倍晋三首相支持を内外に示すことで、総裁選後の人事も視野に派の存在感を高める狙いだ。
派閥を率いる二階俊博幹事長は研修会の講演で「安倍総理への絶対の支持を表明する。国民が真のリーダーシップを託すことかできるのは、安倍総理をおいて他にいない」と述べ、首相の3選支持を表明した。
二階氏は2015年の総裁選前にも、派閥研修会で首相支持の署名を所属議員から集め、首相官邸に提出。無投票再選の流れをつくった。翌年、幹事長に起用されると、総裁任期を「連続2期6年」から「3期9年」に延長する党則改正を主導。森友・加計問題などで内閣支持率が低迷して以降も、首相支持の立場を堅持してきた。
外交面でも首相を側面支援する…