マルハニチロは1日、サバ缶を9月1日納品分から約10%値上げすると発表した。アフリカや東南アジアなどに向けた国産サバの輸出が増えていることに加え、国内でのサバ缶人気の高まりで原料価格が上がっているためという。
対象は全33品で、参考小売価格を20~75円引き上げる。例えば「さば水煮」「さばみそ煮」は200円から220円になる。サバ缶は認知症などの予防効果があるとされるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)を豊富に含み、手軽に食べられるとして近年、注目を集めている。昨年10月~今年3月、同社のサバ缶の売り上げは、前年の同期と比べて約1・5倍だったという。
サバの缶詰、なぜ人気?ツナ缶より生産多く、販売休止も