自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が月刊誌で同性カップルをめぐり「子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと主張した問題で、「LGBT自治体議員連盟」は3日、世話人名で、杉田氏の謝罪と寄稿文撤回を求める声明を発表した。週末には各地で抗議活動も予定されており、問題の収束は見通せない。
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静観一転、首相に飛び火懸念「杉田水脈氏はチルドレン」
杉田水脈議員に自民党が指導 「配慮欠く」と異例の見解
自治体議連には、自民を含む超党派の地方議員約280人が参加。同性愛者であることを公言している石川大我・東京都豊島区議ら、性的少数者の当事者5人が世話人を務めている。
声明は、自民党が2日に「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」との見解を出したことに一定の評価をした上で、杉田氏について「寄稿文で傷つけられたLGBT、子どものいない家族や女性、障がいや病気などにより経済的自立が困難な人々に謝罪し、寄稿文を撤回すべきだ」と訴えた。同党が口頭注意による「指導」にとどめたことから、党規約に基づく処分も求めた。
同党内では谷川とむ衆院議員が…