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インドネシアでM6.9 82人死亡、バリ島にも被害

インドネシアの観光地ロンボク島で5日夜に起きたマグニチュード(M)6・9の地震の死者が82人に達した。国家防災庁が6日発表した。震源の深さは約31キロ。同庁によると、停電も発生して被害の全容はわかっておらず、さらに被害が広がる恐れもある。同島では7月29日にもM6・4の地震があったばかり。


地震の直後に同島北部の沿岸で13センチの津波が観測された。地元メディアは島の中心都市マタラムなどで建物が壊れ、けが人が病院に運ばれる様子を伝えている。死者の多くは震源に近い同島の北部や東部、西部で確認されており、隣接する他の島にも犠牲者がいるという。損壊した建物は数千棟に上るとみられ、同庁によると、バリ島でもデパートなど多数の建物に被害が出ている。


在デンパサール日本総領事館によると、6日午前10時(日本時間午前11時)の段階で邦人の被害は確認されていない。


ロンボク島は穴場のダイビングスポットなどとして日本人をはじめ外国人に人気のリゾート地。AFP通信によると、7月29日の地震では少なくとも17人が死亡した。バリ島を訪問中だった歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは自身のブログで「揺れた」などと報告した。会議のためにロンボク島を訪れていたシンガポールのシャンムガム法相は「突然部屋が激しく揺れ、立っていられないほどだった」とフェイスブックに書き込んだ。(シンガポール=守真弓)


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