北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、リゾート開発を進めている日本海側の江原道(カンウォンド)、元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区の建設現場を視察した。労働新聞(電子版)が17日付の1面で報じた。映像では、来年10月までの完成を目指す建築群が徐々に姿を現している。
同紙の写真や地図によれば、同地区は海岸沿いに、20以上の建物群の建設が進む。正恩氏は「自分が一番やりたかった事業のひとつ」と喜び、25階建てや30階建てのホテル、商業施設などを増やすよう指示。「世界に二つとない海洋公園を建設して、来年の10月10日(党創立記念日)に人民にプレゼントしよう」と力説したという。視察には妻の李雪主(リソルチュ)氏も同行した。
同地区は正恩氏が現在、最も力を入れている事業とされる。朝鮮中央通信は5月26日にも正恩氏が同地区を視察したと伝えている。
韓国の専門家によれば、同地区…