日本ジャーナリスト会議(JCJ)の贈賞式が18日、東京都内であり、朝日新聞社の「財務省による公文書の改ざんをめぐる一連のスクープ」など5件にJCJ賞が贈られた。
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公文書改ざんの取材班を代表して出席した羽根和人・朝日新聞大阪本社社会部次長(前東京本社社会部次長)は、「ジャーナリズムの役割は、権力を監視して真実を追究すること。今回の改ざん報道で、こうした役割を再認識してくれる人が1人でも増えればうれしい」と話した。
朝日新聞社は前年、「『森友学園』への国有地売却と『加計学園』獣医学部新設問題を巡るスクープと一連の報道」で大賞を受賞している。国有地売却をめぐる文書改ざん報道で受賞したことに、選考委員の諫山修氏は「同じ案件で同じ会社が2年連続で受賞したのは、61回を数えるJCJ賞の歴史で初めてのことだ」とたたえた。