野田聖子総務相は20日、自民党総裁選に立候補するために必要な推薦人20人の確保について「至難の業だ」と記者団に語り、難航している状況を明かした。ただ、引き続き推薦人集めに注力すると強調。安倍晋三首相が5派閥の支持を固め、石破茂元幹事長が立候補表明したことを念頭に「まだ一騎打ちと決まったわけではない」とした。
首相が、自衛隊明記などを盛り込んだ自民党憲法改正案の「次の国会」への提出をめざす考えを示したことについては、「いま、この国にとって必要なことが憲法改正かどうかというと、世論調査でも(優先順位は)大変低い」と指摘。経済政策や外交に優先的に取り組むべきだと主張した。