自民党総裁選(7日告示、20日投開票)で連続3選をめざす安倍晋三首相の陣営は5日、党本部で選挙対策本部の会合を開き、全国の党員票獲得に向け、「電話作戦」などからなる選挙戦略を確認した。
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配布された電話作戦のマニュアルは、安倍首相の実績を紹介し、「それでもまだ改善すべき課題がある」などとして、引き続き首相への支援を求める内容。毎日午後6時に電話をかけた人数を集計し、担当者に報告するよう求めている。
また、選対の広報チームはスマートフォン対応の特設ウェブサイトを開設する予定だとして、首相のメディア出演の告知や動画配信の情報などについて、「いいね!」やリツイートによる拡散を呼びかけている。
選対事務総長の甘利明・元経済再生相は会合後、「全党員、全議員、国民が、安倍総裁の取り組んできた年月は間違いではないと十分に納得していただけるような票をとりたい」と記者団に語った。(明楽麻子)