北朝鮮を5日に訪問した韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の特使団は6日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談結果を発表した。正恩氏はこれまで表明してきた「完全な非核化の意志を再確認した」ものの、履行のための新たな措置には言及しなかった。今年3度目となる南北首脳会談は18日から20日まで平壌で開くことで合意した。
特使団代表の鄭義溶(チョンウィヨン)大統領府国家安保室長の説明によると、南北首脳会談の準備の実務協議を来週、板門店で開くとした。4月の首脳会談で合意していた北朝鮮・開城での南北連絡事務所の開設を会談までに実現することでも一致した。
鄭氏によると、正恩氏は特使団に対し、「朝鮮半島の完全な非核化に関する自身の確固たる意志」を再確認した。6月に首脳会談を行ったトランプ米大統領については「信頼は変わらない」とし、「トランプ氏の最初の任期内に関係を改善し、非核化の実現を望む」と意欲を示したという。
だが、正恩氏は、これまで実施…