韓国食品医薬品安全庁は7日、韓国南部の学校給食などで出されたチョコケーキを食べて、食中毒を発症したと疑われる患者が2112人に達したと発表した。同庁がケーキを納品した京畿道高陽(キョンギドコヤン)市の業者を調査したところ、サルモネラ菌が発見された。
同庁などによれば、この業者からチョコケーキを納入したのは、釜山や大邱などにある小中高校や幼稚園などの施設。ケーキを食べた児童や生徒らが、5日ごろから腹痛や下痢などの症状を訴えている。患者はさらに増える可能性がある。
同庁は7日までに、問題となったケーキの流通を禁じる措置を取った。(ソウル=牧野愛博)