以前に交際していた女性を脅迫し、復縁を約束させた疑いで、山形県警は11日、産経新聞記者の伊藤寿行容疑者(55)=仙台市青葉区梅田町=を強要容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
山形署によると、伊藤容疑者は5月18~19日、山形県内の20代の女性にSNSアプリで「あなたを道連れにして地獄に落ちます」などというメッセージや画像を送って脅し、復縁を約束するメッセージを女性に送信させた疑いがある。8月下旬に女性が山形署に被害届を出したという。
伊藤容疑者は元河北新報編集委員で、東日本大震災の時の同社の様子をまとめた「河北新報のいちばん長い日」の執筆などに当たった。2016年1月に産経新聞社に移っていた。
産経新聞社は「当社の記者が逮捕されたことを重く受け止めている。事実関係を確認した上で厳正に対処する」とのコメントを出した。