山形県東根市のマンションで眼科医の矢口智恵美さん(50)が殺害された事件で、殺人と住居侵入の疑いで逮捕された山形大学人文学部4年の加藤紘貴容疑者(23)=山形市東原町1丁目=が、事件後に電車を使って移動したとみられることが捜査関係者への取材でわかった。また関係者への取材で、事件前夜に現場近くのコンビニエンスストアに立ち寄っていたとみられることも判明。山形県警は、事件前後の詳しい足取りを調べている。
容疑の山形大生、事件後も授業に出席 女性眼科医殺害
県警などによると、加藤容疑者は車を所有しておらず、現場周辺の防犯カメラを分析するなどした結果、現場から電車で立ち去ったとみられるという。加藤容疑者は約20キロ離れた山形大の近くに住んでいた。
事件が起きた5月19日早朝、加藤容疑者とみられる黒っぽい服装の男が、現場マンション内でほかの階の廊下をうろついたり、複数の部屋の前から室内をのぞいたりする様子が付近の防犯カメラに映っていたことも県警の調べでわかっている。