東海道新幹線の新型車両「N700S」の試験車両が、JR東海浜松工場(浜松市)で初めて一般公開された。16日に開かれた「新幹線なるほど発見デー」の一環で、多くの家族連れや鉄道ファンがスマートフォンやカメラのシャッターを切っていた。
テツの広場
N700Sは、現行の主力車両「N700A」に代わり、JR東海が2020年度に導入をめざしている新車両。現行車両よりも先頭車の角張った形状が特徴で、床下機器の小型軽量化により消費電力が約7%減少した。全席にコンセントを配備するほか、駅到着時には荷棚の照明が点灯して忘れ物の注意喚起もする。
この日は新幹線の検査車両「ドクターイエロー」の車内見学もあった。JR東海によると、イベントには約3万3千人が足を運んだという。(佐藤英彬)