大相撲秋場所に進退をかけて臨んでいた横綱稀勢の里(33)が千秋楽の23日、来場所以降も現役を続ける意思を表明した。稀勢の里はこの日の取組で大関豪栄道に敗れ、10勝5敗で終わった。取組後、東京都内のホテルであった田子ノ浦部屋のパーティーに出席。「来場所、もっともっと強くなって、優勝争いにからみ、いい報告をできるように一生懸命がんばります」と出席者の前であいさつした。
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稀勢の里は先場所まで8場所連続で休場しており、横綱として15日間を皆勤するのは、新横綱として逆転優勝した昨年春場所以来だった。横綱審議委員会を含めた周囲は、引退回避に何勝が必要かなど「基準」は示していなかった。