プロ野球セ・リーグで優勝へのマジックナンバーを「1」としている広島は25日、本拠のマツダスタジアムでDeNAと対戦した。
広島、今夜こそ地元Vなるか 先発はプロ8勝の中村祐太
広島は5年目の右腕中村祐太、DeNAは右腕国吉佑樹が先発。
二回にDeNAが4番筒香嘉智の左中間本塁打で1点を先制した。広島は四回に2死一、二塁の好機を作ったが、ここでDeNAは左腕エスコバーにスイッチ。野間峻祥が二ゴロに倒れ、無得点に終わった。
直後の五回、広島は中村祐が連打を浴び、1死一、二塁のピンチを招くと、DeNAの9番嶺井博希に左翼線適時二塁打を許し、0―2とされた。
広島は五回1死三塁、中村祐の代打に新井貴浩を送る。粘った末の8球目を中犠飛とし、1点を返した。
六回に1点を奪われたが、その裏、先頭の丸佳浩が右越え本塁打を放って1点差に。さらに鈴木誠也、松山竜平に連続短長打が飛び出し、3―3の同点とした。
だが八回、広島は3番手フランスアがDeNAのロペスに左越え勝ち越し2ランを浴び、3―5とされた。
終盤は執念の継投策をみせたDeNAに抑えられ、広島は優勝を目前に連敗となった。
広島は球団史上初のリーグ3連覇がかかるが、過去2年は敵地での胴上げだった。本拠での試合は28日まで続く。
ヤクルトはナゴヤドームで中日と対戦し、延長十回までもつれ込んだ接戦を制した。この結果により、この日の広島の優勝はなくなった。