プロ野球オリックスの福良淳一監督(58)が25日、球団からの続投要請を固辞し、今季限りで辞任する意向を表明した。同監督はこの日、試合がある京セラドーム大阪で取材に応じ、「(球団に)だいぶ前に(辞任の意向を)伝えていた。責任ということ。結果の世界ですから」と答えた。
福良監督は2015年シーズン中に、森脇浩司前監督が休養し、監督代行に就任。16年から監督に昇格し、今季が就任3季目。チームは16年が6位、17年が4位、そして18年も24日の敗戦で今季の負け越しが決定。25日現在、3位とゲーム差9の4位に沈み、Bクラス(4位以下)が確定している。福良監督が指揮を執った3シーズンで、一度もAクラス(3位以内)入りすることはできなかったことになる。
今季前半は、日本ハムから移籍してきた抑えの増井や高卒2年目の山本ら救援陣の活躍もあり、交流戦でリーグトップの勝率を残すなど奮闘したが、後半戦になり大失速。主力の相次ぐ故障に加え、ロメロ、マレーロら期待された外国人も満足な成績を残せず。頼りの救援陣も疲労で打ち込まれることが多くなり、7月には8連敗を喫するなど苦しい戦いが続いた。