(28日、プロ野球 巨人1―0DeNA)
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巨人が今季3度目のサヨナラ勝ちで、3位に浮上。九回1死から長野が左越えにサヨナラ本塁打を放った。菅野は今季7度目の完封勝利。
大好きな先輩と固い握手
日大の大好きな先輩の前で、巨人の長野が試合を決めた。九回1死。低めの変化球をとらえると、飛球が高く舞い上がる。「こすったので、どうかなと思った」。打球は、左翼スタンドぎりぎりに吸い込まれた。プロ9年目で3度目となるサヨナラ本塁打だ。
昨季まで6年間、一緒にプレーした村田修一さんが見守る中、この日は村田さんが使っていた登場曲を流して、打席に立っていた。だが二回無死二、三塁で浅い右飛に倒れるなど、役割を果たせないでいた。「二回が残念だったので、そっちの方が強い」と一発にも心から満足はしていない。
サヨナラのホームを踏むと、スタンドのラジオブースにいる先輩を探した。村田さんがベンチに姿を現すと、固い握手を交わした。
○菅野(巨) 今季7度目の完封勝利。「村田修一さんが来られると決まったときから、勝たないといけないと思っていた」
○高橋監督(巨) 「重い展開だったけど、みんな我慢強く戦ってくれた。粘りや我慢が長野の打球に乗ってくれたかな」