日本プロ野球機構(NPB)が29日、東京・品川で「ドラフト会議」を開いた。とは言っても指名されたのは、コナミの人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」(パワプロ)の腕利きゲーマーたち。セ・パ両リーグに分かれて野球ゲームのリーグ戦を年内に行い、年明けに日本一を決める。ファン層を広げたいNPBによる初の取り組みだ。
第1巡選択希望選手 東京ヤクルト マエピー 千葉県出身――。
会場となったホテルの宴会場では、元中日ドラゴンズの和田一浩さんらセ・パ12球団のOBやマスコットがテーブル席につき、ひな壇に並んだゲーマーを指名していった。
マエピー(前田恭兵)選手(31)は、昨年パワプロの全国大会で優勝したトップ選手。1巡目で、いきなり4球団による指名が競合し、会場からどよめきが上がった。実際のドラフトさながらに、各球団の担当者が箱からくじを引いた結果、ヤクルトが指名を獲得した。
ドラフトに参加したゲーマーは…