「あわや死球」をフェンス越え 西武山川の力を記者体感——贯通日本资讯频道
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「あわや死球」をフェンス越え 西武山川の力を記者体感

早大野球部の先輩でもあるヤクルト・青木宣親選手の自主トレーニングに飛び入り参加した山口裕起記者が、練習合流していた西武の主砲・山川穂高選手との「驚きの体験」を語った。


あの衝撃的な出来事を忘れない。


2015年1月の沖縄。当時は大リーガーで早大野球部先輩の青木宣親(ヤクルト)を取材に訪れていた。そこで、自主トレーニングに飛び入り参加。打撃投手を命じられ、合流していた西武の山川穂高に投げさせてもらった時だ。


「あっ、あぶない」。ボールが山川に当たりそうになり、思わず叫んだ。ところが、よけるどころか、両腕を器用にたたみ腰を素早くクルッと回転させた。打球は軽々と左翼フェンスを越えていく。山川は笑いながら、「全然、いいっすよ。ガンガン来てください」。次の球も、その次の球もスタンドへ消えた。


その様子を、隣で口を開けて見ていた青木がつぶやいた。「すごい飛距離。いずれ球界を代表する打者になる」。予言は的中した。あれから4季目、45本塁打を超える数字をたたき出した。


練習後、当時プロ2年目の山川は「何で野球場は中堅が一番広いか知ってます? それは、その方向に打球が一番飛ぶようになってるから。だから、理にかなったスイングをすれば……」などと、打撃論を熱っぽく語っていた。176センチ、108キロ。食事に行けば焼き肉をぺろりと平らげ、カラオケでは大声で歌う。豪快さばかりが目立つが、打撃に関しては繊細さも併せ持つ。まだ26歳。すごい打者が出てきたなという驚きは、ずっと変わらない。


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