立憲民主党が、政治家と有権者との距離を縮めようと30日に開いた「立憲フェス」。人気アイドルグループ乃木坂46を応援する枝野幸男代表の趣味を反映し、会いに行けるアイドルならぬ「会いに行ける政治家」を前面に出した、異色の党大会となった。
大型の台風24号の影響で東京都内でも交通機関に影響が出る中、東京・高田馬場のイベントホールで立憲フェスは開かれた。主に参加したのは、年500円の登録料で立憲の政策づくりや活動に参加できる「立憲パートナーズ」。1千人が抽選で選ばれ、そのうち約800人が訪れた。
開場は午前10時50分過ぎ。すでに50人ほどが行列をつくっていた。一番乗りは愛知県岡崎市から来た女性(66)。8時半から並んだと言い、会場となったホールでは最前列に座った。これまで忙しかった家事や子育てが一段落し、政治に興味を持ち始めた。立憲支持ではないが、「1党ずつ順番に話を聞いて判断しよう」と参加を決めた。
フェスは正午に始まった。台風…