1日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前週末より125円72銭(0・52%)高い2万4245円76銭となり、1月23日につけた年初来高値(2万4124円15銭)を更新した。1991年11月以来、約26年10カ月ぶりの水準で、バブル崩壊後の最高値圏となっている。値上がりは2営業日連続。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は0・71ポイント(0・04%)高い1817・96。出来高は12億1千万株。
外国為替市場で1ドル=113円台後半の円安ドル高傾向となり、輸出関連銘柄を中心に買われた。午前に日本銀行が発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)で大企業・製造業の業況判断指数(DI)が3四半期連続で悪化したが、株価への影響は限定的だった。野村証券の田之上章氏は「過熱感は若干あるが、好調な企業業績に支えられて、株価の上昇トレンドは続く可能性が高い」と話した。(大和田武士)