21日の東京株式市場では日経平均株価が6営業日連続で上昇した。日経平均の終値は前日より195円00銭(0・82%)高い2万3869円93銭。取引時間中としては約8カ月ぶりに2万3900円台をつけた。
東証1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は16・42ポイント(0・92%)高い1804・02だった。出来高は20億株。
前日のニューヨーク株式市場でダウ工業株平均が最高値となり、日経平均も前日の終値より173円高で始まった。アジアの株式市場も堅調だったことから、午後の取引で上げ幅を拡大した。中国の景気に対する懸念が和らいだとして、機械や鉄鋼株などを中心に値上がりした。
野村証券の沢田麻希氏は「自民党総裁選で3選された首相が防災関連への投資を表明していることから、建設や化学株などにも買いが入りやすくなっている」と指摘した。