日本銀行は1日、9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。代表的な指標の大企業・製造業の業況判断指数(DI)はプラス19で、前回の6月調査より2ポイント下がり、3四半期連続の悪化。大企業・非製造業は同22で2ポイント下がり、8四半期(2年)ぶりに悪化した。相次ぐ自然災害の悪影響が大きく、先行きは米国発の貿易摩擦への懸念が強い。
短観は日銀が全国の約1万社に景気動向を聞く調査。DIは景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」を引いた指数。
大企業・製造業のDIが3四半期連続で悪化したのは、リーマン・ショック後の2009年3月調査までの6四半期連続の悪化以来。製造業と非製造業のDIがともに悪化したのは10四半期(2年半)ぶり。
中小企業・製造業のDIはプラ…