20日の東京株式市場は売り買いが交錯し、日経平均株価の終値は前日より2円41銭(0・01%)高い2万3674円93銭だった。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は1・94ポイント(0・11%)高い1787・60。出来高は16億7千万株。
海外投資家による日本株の買いが続き、日経平均は80円高で取引を開始した。中国の景気対策強化への期待感から鉄鋼株や建設機械株などが買われて5日続伸となったが、ここ数日の値上がりを受けた利益確定売りも出て、小幅な値動きにとどまった。
自民党総裁選で安倍晋三首相の3選が報じられた直後は「石破茂氏の善戦で政権運営に不透明感が出た」(大手証券アナリスト)との見方も出て、前日終値より下げる場面もあった。(和気真也)