インドネシア中部スラウェシ島を9月末に襲ったマグニチュード(M)7・5の地震と津波は3日で発生から6日目を迎えたが、被災地での水や食料、燃料などの物資不足が解消しない。刑務所からの受刑者の大脱走や停電も続き、住民や野党からはジョコ大統領率いる政府の対応を疑問視する声も上がり始めた。
電柱の高さの津波、車上で流されたいとこ インドネシア
救援物資届かず、食料求めて略奪も インドネシア地震
震源地に近い島中部ドンガラ。津波が襲った海沿いの集落は、木だけが残り、家や商店などの建物はすべてがれきとなっていた。
付近では略奪が起きており、2日昼に通行した人は「(被害の少なかった)パサンカユ側から来た車が一部、食料や水を荷台から取られていた」と話した。
3日未明、ドンガラのガソリン…