JR東日本によると、5日午後8時ごろ、東京都大田区内の沿線で発生した火災の影響で、京浜東北線は大宮―大船駅間で運転を見合わせた。2本の列車が立ち往生し、一部の乗客は線路上を誘導するなどして救出した。午後11時に大森―蒲田駅間が再開し、全線が復旧した。線路が隣接する東海道線でも2本が立ち往生したが、午後10時37分に運転を再開した。
京浜東北線の車内で約3時間を過ごし、蒲田駅で降りた川崎市の自営業男性(26)は、「トイレにも行けないし、いつ動き出すのかも分からず、不安だった。ようやく動いて安心しました」と話した。
男性は浜松町駅から乗車したが、大森駅のあたりで突然、列車が止まった。「沿線で火災があった」とアナウンスが入り、そのまま車内に閉じ込められた。何人か体調を崩したような人もいたという。
午後10時過ぎに列車が少し動…