プロ野球の楽天は5日、平石洋介監督代行(38)が来季の監督に就任すると発表した。球団OBとしては初めてで、球団史上最年少の監督となる。
この日、石井一久ゼネラルマネジャー(GM)が就任を要請。平石監督代行が快諾した。石井GMは「チームの強みも弱みも、近くで見て把握していて適任」と説明した。平石監督代行は6月、梨田昌孝前監督の辞任を受け、負け越し20でチームを引き継いだ。就任後は勝率5割前後を維持。球団幹部がその手腕を評価していた。
外野手だった平石監督代行は大阪・PL学園高から同大を経てトヨタ自動車に進み、2005年にドラフト7巡目で入団。11年オフに引退した。その後は1軍打撃コーチや2軍監督などを歴任し、今季の開幕時は1軍のヘッド兼打撃コーチだった。
また、2年連続の4位が確定しているオリックスは、来季から西村徳文ヘッドコーチ(58)が監督に就任することになった。11日に大阪市内で就任会見が行われる。