プロ野球中日の荒木雅博内野手(41)が6日、名古屋市東区のナゴヤドームで記者会見し、今季限りでの現役引退を正式に表明した。スーツ姿であいさつし、「やり切った。やり切り過ぎて涙も出ない」とすがすがしい表情だった。
1995年秋のドラフト1位で熊本工高から中日入り。昨季は2千安打を達成するなど数々の金字塔をうち立てたベテランも当初はプロの壁に苦しんだという。「自分の力が通用するとは思わなかったし、今でも信じられない。自分は下手だという気持ちを持ち続け、練習し続けてきた。それがここまで来られた要因だと思う」と、23年間のプロ生活を振り返った。
唯一の心残りは6年連続のBク…