(6日、楽天8―1ロッテ)
楽天の則本が奪三振数を186個とし、史上3人目の5年連続最多奪三振のタイトルをほぼ確実にした。
立ち上がりからボールが上ずり二回に1点を失った則本だったが、三回にフォームを微修正。150キロ超の直球と鋭いフォークの組み合わせで計8個の三振を奪い、9勝目を挙げた。
今季は右ひじの違和感を訴えるなど不調で、勝ち星も奪三振数も伸び悩んだ。5年連続の200奪三振は厳しいが、2位の千賀(ソ)との差は23個に拡大。5年連続の最多奪三振は、ともに1967年から6年連続で輝いた江夏豊(神)と鈴木啓示(近)の2人に次ぐ快挙だ。
「偉大な方々と一緒に自分の名前を出してもらえるのはありがたい。誇りを持ってこの先もやりたい」と則本。当代きってのドクターKは新人から6年連続の2桁勝利をかけ、13日に敵地であるロッテとの今季最終戦に先発する覚悟だ。(松沢憲司)
○平石監督代行(楽) 本拠最終戦で快勝。「島内とウィーラーの本塁打がチームに勇気をくれた。どの試合も、こういう戦いをしないと」
○ウィーラー(楽) 2本塁打4打点。「いい試合ができた。ホーム最終戦で勝てて、とてもうれしい」
○高梨(楽) 球団最多に並ぶ69試合登板。「こんなに投げられるとは。チャンスがあるなら、最終戦でも投げたい」