プロ野球DeNAのアレックス・ラミレス監督(44)が来季もチームの指揮を執ることが10日、決まった。南場智子オーナーが同日、今季最終戦の終了後に甲子園で正式に続投を要請。ラミレス監督も受諾し、「とても責任を感じる。来季へ向けてしっかり準備したい」と語った。
就任3年目の今季は石田や今永ら先発陣の不振が響き、野手も主軸以外は先発を固定できないなど誤算が続いた。早々に優勝争いから脱落し、3年ぶりのBクラスとなる4位に転落したが、球団は2季続けてクライマックスシリーズへ導いた手腕を評価している。若手を積極的に起用し、育てながら勝利を目指す姿勢への信頼も厚い。
南場オーナーは「今年は結果が良くなかったが、私が一番重視しているのは監督の戦い方が1年目、2年目、3年目で変わっていること。ここで学んだことを次に生かして、変化していける能力がすごく高い」と評価。「今年のうまくいかなかったことに対して、別のやり方でトライしてもらえると信頼している」と語った。
球団創設時から編成のトップを務めてきた高田繁ゼネラルマネジャー(73)は退任する。光山英和バッテリーコーチ(52)も退き、来季は球団OBの三浦大輔氏(44)を投手コーチに招請するなどコーチ陣を再編し、巻き返しを図る。