井山裕太名人(29)に張栩九段(38)が挑戦している第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局は11日午前9時過ぎ、兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで再開され、2日目が始まった。1日目に井山名人が封じた78手目は5の十七だった。
熱戦の模様をタイムラインで
定刻の午前9時、立会人の坂口隆三九段が開始を促し、両対局者が1日目の手順を盤上に再現した。封じ手は左下の黒石へのアテで、予想された手だった。
持ち時間は各8時間で、11日夜までに決着する見込み。(村上耕司)
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