大相撲の元横綱輪島の輪島大士さんが亡くなったことを受け、元貴乃花親方が10日、支援者が運営するインターネット交流サイトで心境をつづった。「哀悼を告げます」の一文で始まり、輪島さんにまつわる思い出などを振り返った。
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相撲特集:どすこいタイムズ
輪島さんに最後に会ったのは、輪島さんと、元横綱の北の湖理事長(当時、故人)との対談の際。輪島さんは声帯の手術と治療をしており、「かすれながらに『こうじ(光司)、こうじ』と、元気にお声がけ頂いた」という。
父で元大関の貴ノ花さん(故人)は、輪島さんと親交が深かった。父からは「輪島は黄金の左下手といわれるがそれは違う。左を差した時の右からのおっつけが強かった」と聞かされたという。
元貴乃花親方は、輪島さんと一緒にグアム旅行へ行ったこともあった。「あの愉快な話がまた聞きたい。大きな大きな背中の輪島のおじちゃんとの大切な思い出を、いつまでも心にしまっておきたい」と締めくくった。