プロ野球阪神の新監督に就任した矢野燿大(あきひろ)氏(49)が18日、大阪市内で就任の記者会見に臨んだ。引き締まった表情で「不安や怖さはありますけど、よしやってやるぞという気持ちです」と話した。また、現役時代に指導を受けた故・星野仙一さんへの思いを聞かれると、「生きておられたら、いろんな話や相談をしていたと思う」とし、「覚悟を決めましたので。精いっぱいやってきますと、報告したい」と語った。
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補強「僕から大きな要望ない」 阪神・矢野新監督
背番号は88のままで、契約は3年。今季、金本知憲前監督が率いたチームは17年ぶりの最下位だった。一方で、2軍は12年ぶりの日本一となり、2軍監督として導いたのが矢野氏だった。球団は若手育成の手腕を評価し、13日に就任を要請。早期の決断を求められた矢野氏は、悩んだ末に15日に監督就任を表明した。阪神で元捕手が監督になるのは、1999年から3季務めた野村克也氏(83)以来となる。