トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館で、サウジ政府を批判してきたサウジ人記者のジャマル・カショギ氏が殺害された疑惑で、トランプ氏は17日、「恐らく週末までには(事実が)明らかになるだろう」と記者団に語った。
米紙ニューヨーク・タイムズなどは、カショギ氏が館内で尋問や拷問を受けた後に殺害される状況が録音されたデータをトルコ政府が持っていると報じている。トランプ氏は「(そうした録音が)存在するならば、(米国と共有するように)トルコに依頼した」と述べ、「たぶん、存在するだろう」と語った。
トランプ氏は、「『推定有罪』は好きではない」などとサウジを擁護する発言を繰り返している。この点を記者に問われると、「私は全く(サウジを)擁護していない。何が起きたかを明らかにしたいだけだ」と反発した。(ワシントン=杉山正)