中国南部の香港、珠海、マカオをつなぐ世界最長の海上大橋「港珠澳大橋」(約55キロ)の開通式が23日、珠海で開催されることになった。香港メディアが伝えた。香港・マカオ間は船で約1時間、陸路だと珠海経由で約3時間かかるが、開通後は30分あまりに短縮される見込み。
同大橋は、構想から30年あまりかかった超大型国家プロジェクトで、総工費は1千億元(約1兆6千億円)超。高度な自治を保障する「一国二制度」が適用されている香港・マカオと、珠海など中国本土の都市との連結を強め、経済を活性化することが期待されている。(広州=益満雄一郎)