20日午前0時10分ごろ、鹿児島県いちき串木野市羽島の無職川口昭彦さん(83)方から出火。木造平屋建て住宅約70平方メートルが全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかった。川口さんと長男拓海さん(50)の2人と連絡が取れていないといい、鹿児島県警が身元を調べている。県警によると川口さん親子は2人暮らし。遺体は、別々の部屋で寝ているような状態で見つかったという。
隣の家に住む無職平石ミヨさん(85)は、同居する家族に起こされて火事に気づいた。「消防車が来たころには屋根から炎が上がって激しく燃え始めた。爆発するような音も聞こえた」と話す。川口さんは足が不自由で、拓海さんが身の回りの世話をしていたという。