鹿児島県警は18日、長女(4)の腰や頭部にけがを負わせたとして、同県いちき串木野市袴田、水産加工会社アルバイト野久尾真代容疑者(29)を傷害容疑で逮捕し、発表した。長女の体には約100カ所の傷痕があり、県警は日常的に暴行が加えられた可能性があるとみて調べる。
野久尾容疑者は「手をあげたことは一切ない」と容疑を否認しているという。
県警によると、野久尾容疑者は1月14~16日、長女の腰に全治1週間のひっかいたような傷を、22日には頭部に全治5日の打撲傷を負わせた疑いがある。
1月22日、長女が通う福祉施設から市を介して連絡を受けた県中央児童相談所(鹿児島市)が長女を保護。児相は今月5日、県警に情報を伝えた。長女の体全体には約100カ所の傷が治癒した「瘢痕(はんこん)」と呼ばれる痕跡が見つかっている。(井東礁)