プロ野球・西武は21日、かねて大リーグ挑戦を希望している菊池雄星投手(27)に対し、ポスティングシステムによる大リーグ移籍を容認する方針を示した。居郷肇社長が「彼の夢なので、球団としても快く応援してあげたい気持ち」と話した。球団が公の場で菊池のポスティングを認めたのは、初めて。
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チームはこの日のCS最終S第5戦でソフトバンクに敗れ、今季の全日程が終了。菊池は報道陣に「今後のことは、僕の判断で決めることではない。何も決まっていない」と明言を避けた。一方で「9年間、色々なことがあった。そういうのを振り返りながら、試合後ロッカーを整理した」とも述べた。
菊池は2009年秋のドラフト1位で岩手・花巻東高から西武に入団。最速158キロの本格派左腕として、昨季は最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得。今季はリーグ2位の14勝(4敗)を挙げ、チームの10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。通算成績は73勝46敗、防御率2・77。