プロ野球DeNAは23日、いずれも球団OBの田代富雄氏(64)と三浦大輔氏(44)が来季のコーチに就任すると発表した。両氏ともに1軍コーチとして打撃、投手部門を指導する見込みで、役職は後日発表される。
田代氏は神奈川・藤沢商(現藤沢翔陵高)から1972年のドラフト3位で大洋(現DeNA)に入団。内野手として活躍した。91年の引退までの通算成績は1526試合で打率2割6分6厘、278本塁打、867打点。大洋では数少ない和製長距離打者で、「オバQ(オバケのQ太郎)」の愛称で親しまれた。
引退後の97年からは横浜の打撃コーチや監督代行を歴任し、筒香嘉智外野手(26)らを指導。その後は楽天や巨人でコーチを務め、今季までの2年間は巨人の2軍打撃コーチとして岡本和真内野手(22)らを育てた。
「ハマの番長」の愛称で知られた三浦氏は、奈良・高田商高から91年のドラフト6位で入団。チーム一筋25年の現役生活で、通算172勝(184敗)を挙げた。2014年からは選手兼任で投手コーチを務め、16年限りで引退。今季までは球団のスペシャルアドバイザーを務めていたが、3季ぶりの現場復帰となる。