プロ野球の新人選択(ドラフト)会議で中日から1位指名された大阪桐蔭高の根尾昂内野手(18)が26日、同校で中日の与田剛監督らから指名あいさつを受けた。
与田監督、根尾の二刀流に含み 本人は「しっかり話す」
根尾選手は緊張した面持ちで、握手を交わした与田監督から「いい顔をしているね」と声をかけられ、やっと笑みを浮かべた。
前日のドラフト会議で与田監督が引き当てた「交渉権確定」と書かれたクジなどを受け取り、「指名して頂いてうれしかった。与田監督のもとで頑張りたいと思う」と話した。
約30分間の歓談を終え、「握手したときの(与田監督の)手の大きさにびっくりしました」と目をパチクリ。野手と投手の「二刀流」について「投手? ゼロではない。(チームの)力になれるのならばやりたい」と前向きだった。
一方、与田監督は「いい表情をしていた。うまく(交渉が)進んでくれるのではないか」と笑み。「二刀流」については「本人の意思を尊重したい」としたうえで、「体の使い方や打者との間の取り方、フィールディングなど、投手としてもレベルは高い」と評価した。