東京電力が29日、SNSの公式アカウントに福島第一原発の建屋内部の画像を「#工場萌(も)え」というハッシュタグ付きで投稿した問題で、世耕弘成経済産業相は「ユーモアを見せるのも悪くない」「吟味して発信してほしい」などと発言した。だが、投稿そのものを疑問視する声も。東電はなぜこんな投稿をしたのか。
東京電力ツイッター、福島原発事故の建屋を「工場萌え」
東電「工場萌え」投稿、世耕経産相「いい教訓になった」
「写真で廃炉の進捗(しんちょく)をしっかり見せる取り組みも非常に重要だ。時にはお堅い電力会社がユーモアを見せるのも悪くはない」。世耕氏は30日、閣議後会見でこう述べた。「教訓にして、よく吟味した上で発信してほしい」
問題となった画像は、東日本大震災後に水素爆発した4号機の最上階にある燃料プール付近を写したもの。東電は「福島第一原子力発電所4号機 燃料プール」という言葉と、「#工場萌え#東京電力#東電#tepco」とハッシュタグをつけ、公式インスタグラムと公式ツイッターに同時投稿。「原発事故で何人の人の人生が狂ったと思っているんだ」などと批判がおきた。
ツイッターは様々な広報活動に…