自民党の下村博文・党憲法改正推進本部長は3日、北海道北斗市で開かれた同党支部の研修会で講演し、「自衛隊は国民の9割が認めており、合憲化させるべきだ」と改憲の必要性を訴えた。「憲法はその国の理想を描くもの。当時の憲法は独立国家の憲法ではなかったと思う」とも主張した。
この日の講演は下村氏の「全国行脚」の第1弾。同党は10月末、全国の各選挙区支部に「憲法改正推進本部」の年内設置を要請するなど、改憲機運醸成に向けて動いている。
下村氏はその後、北海道函館市で記者団に、国会での改憲論議について「安倍政権のもとでは議論したくないと思っている人が多い。自民党全体でしっかり対応しながら、『安倍色』を払拭(ふっしょく)していくことが必要だ」と語った。
一方、同党の石破茂元幹事長は…