日本テレビの人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」が、番組のために作られた海外の催しを地元の祭りとして紹介していた問題で、同番組は18日、放送の冒頭で文字とナレーションを流し、「視聴者のみなさまに疑念を抱かせご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫(わ)び申し上げます」などと謝罪した。
「やらせ、TVは一番嫌な言葉」イッテQ問題で民放幹部
同番組の人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」について、「一部の『祭り』において開催実績や開催経緯などの説明に誤りがありました」と説明。「番組制作のあり方を猛省し視聴者のみなさまに自信をもってお届けできる態勢が整うまで『祭り』企画については当面の間休止いたします」とした。
同企画をめぐっては、ラオスとタイの二つの「祭り」が番組のために作られた疑いがあると週刊文春が報じ、日テレは14日、「番組の意向でコーディネート会社が主催者に提案したり、実質的な主催者となってイベントとして開催したケースがあった」ことを認めていた。(真野啓太)