関東や東北を中心にラーメン店「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングス(HD、本社・福島県郡山市)は21日、今年の大みそかの午後3時以降と来年の元旦を休業すると発表した。外食産業は長引く人手不足に悩まされており、従業員の働く環境に配慮する。
全店舗の約8割にあたる直営店とフランチャイズ(FC)加盟店の計約410店舗で休業を決めた。このほか、ショッピングセンター内の店舗や、「いきなり!ステーキ」に業態転換した店舗についても今後、休業を検討するという。
この休業により、月間の売り上げには5%ほどの減収の影響が見込まれるという。幸楽苑HDの新井田昇社長は「働く人のモチベーションをあげるほうが、長期的には会社として成長すると確信している」と話している。(長橋亮文)